
郷の「ダディ」の後に、これを読みました。
両方の言い分を聞かないと客観的に判断できないので。
二谷さんはやはり、なんだかんだと言っても郷を愛している。二谷さん自身が
離婚後も郷に呆れる部分がありながら、なんだかんだ言いながら、郷を相手し
ているところをみると、それはわかるし、再婚相手のAさんの記述が本当にわ
ずかにしか記載されていないところをみるとやはり郷への想いが強い。
自分を最後の女にしなかった恨み辛みが怨念となって、文章の行間ににじみ
出ている。冷静に記述しようとするが、文章を書いているときに昔の感情がよ
みがえり、自分の人生の歯車を狂わせた男への怒りを押さえられなくなってい
る。
確かに「死が二人を別つまで」という二谷さん本人の人生の予定を大幅に狂
わせたのは、まさしく郷ひろみである。二谷さんが弁明を始めたのは、母とし
て子供のため、子供を守るためという、まさに「楯」という大義名分を掲げて
はいるのだが、郷がいかに常識外れのいい加減な、自分勝手な男であるかを証
明することによって、他の女が郷に近づかないようにする。モテないようにす
る。そのことによって、精神的に郷の心をを独占したいという女心の屈折した
想い、意図があるように思える。
世間の風評に耐えて我慢したふしは見えるのだが...。
二谷という人は昔から女としてはあまり可愛げを感じない人だ。強い逞しい
母という気がする人でもあり、相当に勝ち気な女性でもあり、被害者意識の強
い人だ。その点が裁判沙汰、訴訟事件の多さとなって表れている。
郷は確かに家庭人としては最低のダメ男だが、周囲の反対を押し切って、選
んだのは、あなた自身なのだから、自分の人を見る目のなさ、バカさ加減を証
明するようなものなので、郷をとりまく人々、マスコミへの怒りはこれぐらい
にして、過去は決別して未来に生きたほうがよいと思う。中途半端に郷のよう
な人間と関わり合いになるぐらいなら、綺麗さっぱり縁をきり、忘れたほうが
よい。
私は読み終わった後、重苦しい感じだけが残った。
タイトルがすべてを物語っているように思う。離婚後、たくさんの心ない剣(つるぎ)が友里恵さんを傷つけた。自分さえ我慢すれば…と、じっと耐えていたのだが、剣は愛しい2人の娘たちまでをも傷つけた。娘を守るために自らが楯を手にし、さまざまな問題に立ち向かい、戦う。前夫の郷ひろみの手記「ダディ」と読みくらべると、この戦、友里恵さんの圧勝だと思うのは私だけだろうか…。
何度か読み返してしまいました。
友里恵さんの一途さ、そこには強い芯が通っていて、
今更ながら女性としてファンになってしまいました。
お受験に関する記述も、母ならではの弛まぬ努力を感じました。
最終章の「金木犀」は、友里恵さんの生き方の根になっている記述のように
思います。
友里恵さんの潔さのためか、読後には爽快感がありました。
事実は小説より奇なり?! ストーリーがあってよかったです。

アメリカの片田舎に住んでいる事情で日本の本や雑誌がなかなか手に入らないので、
遅ればせながら「楯」と「ダディ」を最近ほぼ同時に読みました。
「ダディ」が出版された直後、マスコミが友里恵さんを猛烈に叩き非難していたようなのですが、
いったいどうしてなのかがわかりません。
郷ひろみさんのことを批判するつもりではありませんが、「ダディ」の奇麗事で並べられた
文章の読後感は胸焼けがするようでした。
それを鵜呑みに信用して友里恵さんが反論しないのをいい事に非難・誹謗を続けた日本のマスコミに、今更ながらあきれ果ててしまいます。
「楯」は感情移入が殆どなく、ただ起こったことを事実としてところどころに針の乗った
ユーモアを挟みながらも淡々と書き綴った文章、そして彼女の母親としての姿勢にも同性として好感を持ちました。
筆者には失礼かもしれませんが、この本を読んで、大どんでん返しヒューマンドラマの爽快なラストを思い浮かべました。ハリウッド映画「ショーシャンクの空に」あたり(笑)。友里恵さんがトップスターの元妻というだけで、離婚を機になぜこうまで週刊誌等でボロクソ叩かれるんだろう?と常々疑問に思っていたものですから、大納得!
大スターであるがゆえの自己愛。それを取り巻く大きな影の存在。どう見ても弱い立場にいる友里恵さんが、家族を守るため執ることのできる唯一の方法。唯一の「盾」がこの本の出版なのです。
この本に対する当初のマスコミ報道は、一方的に友里恵さん側を「ただの嫉妬」として非難するものでしたが、情報操作すればするほど、この本の内容を裏づけることになりました。この本を読んだ方なら、少なくともそういう一方的な見方はとてもできないはずだから。それに気づいたのか、ある時点からこの権に関しての報道自体の規制がされたように思う。その後、友里恵さんとその家族への誹謗中傷報道も、目に見えて少なくなったように思います。「闇が晴れた瞬間!!」
なにかと闇の部分が多い昨今。等身大の誠意を武器に、権力に立ち向かっていった彼女の勇気と葛藤に、HUMANな感動と爽快さを覚えてしまったわけです。
「愛される理由」「ダディ」「楯」と一気に読みました。前の2冊は文章も稚拙で、良い印象はなかったです。「楯」も同じようなただの暴露本と思っていましたので、読んでみて驚きました。冷静に、淡々と、でも正直に想いを語っている印象を受けました。芸能人の話でなくても心にしみる本だったと思います。
私も発売した時は「今頃反撃するんだ‥‥よくやるなあ」と思いましたが。マスコミもそういう扱いをしただけで終わってしまいましたが。
やっぱり闇の中にいる人は圧力をかけているんだなあと思ってしまいます。
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文章がうまいか下手かは意見が分かれるとは思いますが、彼女の言いたかった事はきちんと伝わる内容だと思いますし、彼女の家族への真摯な思いや態度、そして郷ひろみに対するフラストレーションは非常に自然な形で伝わってきました。生身の人間である元妻が計算されつくしたロボットのような元夫への最後の “蜂の一刺し“のようにも思えました。
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